2012-01-01から1年間の記事一覧

LLVM 3.2 リリースノートの訳

ようやくLLVM 3.2がでました。今回はスケジュールよりもそれほど遅れませんでした。 前回に引き続き、リリースノートを訳しました。 SROA周りとか訳がぶっこわれているところがありますが、気になる人は原文を読みましょう。 branchを見ながら訳したので抜け…

きつねさんとおぼえるLLVM (LLVM解説本) をC83で出します

前回の「3日で出来るLLVM」にひきつづきLLVM解説本をC83で出します。 タイトルは表紙のきつねさんが特徴の「きつねさんとおぼえるLLVM」です。 LLVM狐本で覚えて下さい! フロントエンド,ミドルエンドは柏木餅子(id:motipizza, @sui_moti)、バックエンドは私…

verilogをflymake

適当にさくっと作ってみた。 ;; flymake settings for verilog mode (defun flymake-verilog-init () (let* ((temp (flymake-init-create-temp-buffer-copy 'flymake-create-temp-inplace)) (local (file-relative-name temp (file-name-directory buffer-fi…

llcで実行されるPass

llcを実行したときにどんなPassが実行されるか(PassManagerに追加されるか)が気になったのでざざっとしらべた。 ほぼ自分用のメモです。 createXXX はPassを生成する関数. XXXIDはIDからPassを生成?. どちらもその後PassManagerに追加. 最適化オプションによ…

gtagsのスタックをscreen毎に管理するelscreen-gtagsを書いてみた

Emacsでelscreenを使っていてコードリーディングなどをしているとgtagsのタグジャンプを複数のスクリーンでしてしまい、 gtags-pop-stackで元の場所に戻ろうと思ったら別のスクリーンのジャンプ元に戻ったりすることがあります。 gtagsはかなり便利で昔から…

LLVMのフロントエンドとバックエンド

LLVMを使っている言語ってどんなものがあるのか聞かれたり、自分でもどれくらいあるのか気になっていたのでまとめてみた。 フロントエンドはある言語からLLVM IRに変換するもののこと。 バックエンドはLLVM IRから他の言語に変換するもの(トランスレータ)の…

LLVM解説本をC82で出します

LLVMの解説本をC82の2日目(8/11)西し39aで出します。 タイトルは「3日で出来るLLVM」です. LLVMを使ってコンパイラを作るという内容になっています。 フロントエンドとミドルエンドはid:motipizza(@sui_moti)が担当し、自分はバックエンドの担当です。 表紙…

Emacs 24(RC)のnox11でxterm-mouse-modeを使う

Emacs24のリリース候補版(Release Candidate)がでました。http://alpha.gnu.org/gnu/emacs/pretest/ 自分はEmacsでもホイールスクロールが使えるようにxterm-mouse-modeを使っていますが、Emacs24ではちょっとだけ挙動が変わったようで追加設定をしないと変…

LLVM 3.1 リリースノートの訳

LLVM3.1が予定より一週間ほど遅れてリリースされました。 今回もいろいろなアップデートがあるのでLLVM 3.1 Release Notesを翻訳します。 訳がかなり怪しいところが一部あります。 イントロダクション このドキュメントはLLVMコンパイラ基盤のリリース3.1に…

putty上のEmacsのkill-ringとWindowsのクリップボードを同期する

puttyでサーバにアクセスしてEmacsを使っているとどうしても不便なのはクリップボードにコピーしにくいことです。 マウスでドラッグすればコピーできますが、画面分割しているとうまくできずにいらっとします。 Emacsに慣れるとクリップボードに入れるつもり…